ロータリーの誕生と、その成長
1905年、そのころ経済恐慌で人心が荒れすさんでいたアメリカ社会、特に状態を憂えた青年弁護士ポール・P・ハリスが、3人の友人と語らって会合を開いたのが、ロータリークラブの誕生です。
”ロータリー” とは、会員が持ち回りで順番に集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。
このクラブは着実に成長し、現在多くの国家、地域に広められています。
これらクラブをメンバーとして、国際ロータリーが構成されています。
日本のロータリー
わが国のロータリークラブは、1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が初めて東京に創立し、翌1921年4月1日世界855番目のクラブとして加盟承認されました。
その後、第二次世界大戦により国際ロータリーから一時脱退するやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合に努め、その真髄と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや発展に努め、現在では北海道から沖縄まで全ての都市全ての町に、その理想の翼を広げる努力を続けています。
会員は、地域内の理想に燃える堅実な実業家、専門職業人により、週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとしています。
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにあります。
具体的には、次の各項を奨励しています。
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、
社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業及び社会生活において、
日々、奉仕の理念を実践すること
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、
国際理解、親善、平和を推進すること